マイナスをプラスに変えた体験④

場面緘黙だけではなく、ある家庭問題にも悩み続けた小中時代。ものすごくつらかったですがそれを「昇華」させた体験があります。

④社会を変えるため法学・心理学を学ぶことが自分のためにもなる

 →自分自身が家庭問題で苦労した(具体的な内容はここでは説明しませんが…)ので、大学では家族について勉強しようと考えていました。そして、社会から自分が経験したようなこころの痛みをなくしたいと思いました。自分自身のつらかった体験を何とか「昇華」させて、社会のためになることをしようという思いがありました。法学部に入り、サークルの一つである法律相談部に入り家族法分野の問題の法律相談を担当していました。家族法分野(離婚・相続など)を学んでいて、家庭問題には心理学的な知識も必要な分野もあることを知りました(家庭問題が背景で起こる少年事件など)。私自身は少年問題を身近に感じるような体験は今までなかったのですが、興味の分野をどんどん広げていきました。こうして私は法学と心理学の融合した分野に興味を持つようになっていきます。大学1年の終わりごろから、心理学の分野についても予備校の講座と独学で勉強するようになりました。

そして、大学生活で学んだ法学と心理学がものすごくおもしろかったです。社会のために勉強した結果が自分のためにもなりました。勉強が生きがいになりました。法学は、こんな楽しいことがほかにあるのかと思った演劇と同じくらい好きになりました。(法学の楽しさについては別途記事を書きたいです)。また、心理学を学んだことで脳のメカニズムなどがわかりました。これによって勉強の仕方を工夫することができ、大学の学部成績が200人中6位になり、卒業式で表彰されることもできました。