マイナスをプラスに変えた体験⑤

⑤就活アドバイスの学生団体に入ることで下級生・後輩の役に立つ

→場面緘黙の症状が今よりひどく、学校で一言もしゃべっていなかった小学校時代、朝は近所の他の小学生と登校班を作って登校していました。そして、私が一言も話さないことを同じ登校班の下級生たちに馬鹿にされていました。(場面緘黙児は日常的に馬鹿にされることが多く、自尊心が低いのが特徴だと言えると思います。)

小学校時代は下級生に馬鹿にされる経験をしたので、私は下級生というものには良い思い出がありませんでした。下級生や後輩に慕われるということは私の人生にとって縁のないものだろうと思っていました。

ですが、この経験をよいのものに変えたいという思いが大学生になって湧いてきました。自分は下級生に嫌なことをされたが、逆に、下級生・後輩に喜ばれるようなことをしたらよいのではないか、と。

私は大学4年で内定を獲得した後、後輩に就活アドバイスをするような大学の学生団体に入りました。(その活動はかなり楽しく、やって正解だったと今では思っています。)

そこでは内定を獲得した学生の代表として、学内就活セミナーで面接の再現を学生数百人の前で行わせてもらう機会もあり、いい経験になりました。(私は今でもよく話す方ではないので、控えめな学生の多い地方国立大学では、私みたいな話し方の人を参考にしてもえたらよいかなと思って面接セミナーを引き受けました。)

この経験で、(自分が必要とされることで自尊心も高められるし、)やられた嫌なことはいいことで返すっていうのも一つの方法かなと思いました!