場面緘黙治療法アイディア集7

7回目の今回は、「他人を励ます・自分をコーチにつけるイメージを持つ」という考え方です。

もし場面緘黙の症状を持っているのが自分ではなく、(仲の良い友達など)他人だったら、客観的にどんなアドバイスをしてあげられるのかを考えます(場面緘黙の症状で悩んでいる自分はもちろん一人の人間なのですが、「(仲の良い人に)アドバイスするコーチとしての自分」と「悩んでいる自分」に分けます)。場面緘黙の人は自分に厳しくなりがちだと思うので、仲の良い人にアドバイスするようなつもりで自分に優しく接することができたらよいと考えました。

私が自分(今の自分もしくは緘黙の症状がもっとひどかった過去の自分)にアドバイスするんだったら…、「イヤなことは(深く考えずに、何らかの形で)相手にイヤだといっていいんだよ」ってアドバイスしますかね。シンプルなことなんですけど、なかなか私が苦手としていることなので。

日々、場面緘黙の症状に少しでも改善がみられたら、心の中で自分をほめてあげていいと思います。周りの人は、こういう症状の人が世の中にいるということを知らないので馬鹿にしてくることもあるかと思いますが、それに流されずに、自分のペースで進歩していると思ったら、自分をほめていいと思います。自分で自分を認められるようになることが、症状改善において重要だと思います。