場面緘黙治療法アイディア集10

10回目になりました。今回は、「無意識に着目する」です。

緘黙症状が長く続いている場合は、長い間、何らかの思い込みを無意識にしてしまっているということが考えられます。

私の場合は、罪悪感、劣等感、自信の無さなどです。

罪悪感は何で持つようになってしまったのか私自身不明です。「話せないから人に悪いことをしてしまっている」と思うようになったのがきっかけかもしれません。でも生まれながらに持っていた気もします。

劣等感、自信のなさは、話せないことからきていると思います。

緘黙症状によってこれらのマイナスの無意識の思い込みは出来上がってしまったと思われますが、この思い込みによってさらに緘黙症状が続いてしまっているということが考えられます。

まずは、このように思い込んでしまっていることを挙げてみるとよいと思います。無意識に思ってしまっていることに意識を向けるだけでよいと思います。思い込みによって緘黙症状が出てしまっているということに気づくことが大事です。