場面緘黙治療法アイディア集2

場面緘黙治療法を当事者の視点で考えていきます。2回目の今回は、「消しゴム不安解消法」です。

・「消しゴム不安解消法」…消しゴムでなくてもなんでもいいんですが、手に何か握りながら話すようにする、という簡単な方法です。私はちょっとしたことでも人に話しかけることに勇気がいるので、ドキドキしてきたら消しゴムを持つようにしています(消すためでない、緊張緩和専用の消しゴムをオフィスに常備しています)。この方法で大事なことは、「これをやっておけば大丈夫」という暗示にかけることです。本当は消しゴムでなくても何でもいいし、握るものでなくてもいいんですが、たまたまオフィスで持っていても違和感のないものとして、私は消しゴムを選びました。お守りとして暗示にかけることができればなんでもよいです。この方法で、場面緘黙の人の思い込みしやすい性質をプラスに働かせることができるのではないかと思います。